発行元 大西泰斗 .
エディションノート
「格差」よりずっと深刻な問題がある!
マルクスが見抜いた19世紀イギリス社会の問題は、現代日本にも存在し続けている。労働と賃金を引き換えることの本質的な問題とは? 欧米が奉じる「自由主義」の本来の目的とは? なぜ人間は貨幣を崇めるのか? 『資本論』はじめテクストを忠実に読み、資本主義が危機に瀕した現状とその根本問題を明らかにする。
[内容]
第1章 マルクスはいかに受容されてきたかー四つの断面
第2章 現代資本主義の危機
第3章 近代社会哲学の出発点
第4章 自由主義批判と疎外論
第5章 賃金労働の本質
第6章 実体論から関係論へ
第7章 現代社会理論の条件