夕凪の街 桜の国 by 吾峠呼世晴 ダウンロード PDF EPUB F2
100ページくらいしかない、最初はその短さに正直買うかどうか二の足を踏んだ。
一日で何回読み返しただろう。優しい絵柄のなかに丁寧な伏線と細やかな描写があり、戦争という重いテーマを直接的には描いていないのに、いつの間にか深みに嵌まりとても原爆について考えさせられる。そしてそれは決して重い感情ではなく、どこか感傷に耽ったような気分にさせる。
不思議な魅力を放つ物語だ。広島を訪れるとき、必ず読み返す一冊となるだろう。この物語を発見できて良かった。
「夕凪の街」のヒロインが体調を崩し、次第に弱っていき、誰が見舞いに来てくれたのかもわからなくなった様子が、白いコマで表現されていて、とても胸が締め付けられました。
この世界の片隅にと一緒に購入しました。
とても良かったです。