光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本) by 冲方 丁 ダウンロード PDF EPUB F2
冲方丁さんの作品は、「天地明察」につづき2つめです。そして、初めての電子書籍でした。
最初はPCで読んでいたのですが、どうもうまく読み進めない・・・と置いていました。
携帯電話をスマートフォンに変え、Koboアプリを入れて読み始めてからようやく調子が出てきました。
この上巻は、出だしが重々しく、なんだかつまらないとさえ思えるような内容でしたが、後半からは物語に引き込まれていきました。
だれでも知っている水戸の黄門様が若いころのお話し、ちょっと冷たい感じの淡々とした文章ですが、徐々に引き込まれていきます。
購入から読み終わるまで3年かかりました。でも続く中巻、下巻は即購入しましたので、すぐに読み終わってしまうでしょう。
冲方丁さんの天地明察が面白かったので購入しました。TVでのイメージとは全く異なった光圀が描かれています。兄の代わりに後継ぎとなり思い苦しむ姿や、父のスパルタ教育のすさまじさ等、はじめの方は気持ち悪い場面も多いですが、徐々に詩歌に目覚めていく姿などははまっていきます。